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国際歴史論戦研究所の藤岡信勝上席研究員らによりハーバード大学ラムザイヤー教授の慰安婦関連論文が邦訳され、12月13日に論文集として発売されます。

今年中に、本書を含めラムザイヤー教授の慰安婦関連の著作が日米韓の3国で一斉に発売されます。壮観です。ラムザイヤー教授を迫害した米国左翼への「3倍返し」実現です。日米韓の運動団体の連携もさらに強固になりつつあります。予約購入をぜひお願いいたします。

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『慰安婦性奴隷説をラムザイヤー教授が完全論破
-娼婦・慰安婦は年季奉公契約をしていた-』

J. マーク・ラムザイヤー(著) 藤岡信勝・山本優美子(編訳)藤木俊一・矢野義昭・茂木弘道(訳)ハート出版刊 税込み1980円 12月13日発売 amazonにて予約受付中!
https://www.amazon.co.jp/dp/4802401728
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ハーバード大学のラムザイヤー教授による4本の娼婦・慰安婦論文を、わかりやすい日本語に翻訳。なかでも、「慰安婦問題」が仕立て上げられる以前に書かれた、戦前日本の娼婦の契約を「ゲーム理論」で分析した<第1論文>は、慰安婦論のベースとなっています。<プロローグ>として、論文公表直後から始まった烈しい個人攻撃と脅迫からなる「ラムザイヤー論文騒動」の顛末を手に取るように描写。アメリカの日本研究の低レベルと文系学部の転落、学問と言論の自由が侵害されている現状も暴露しています。

以下は本のオビなどからの転載です。

■ラムザイヤー先生は、いわゆる「慰安婦が性奴隷だった」とする韓国が世界に広めた間違いを正してくれた。(嘉悦大学教授 髙橋洋一)
■慰安婦の理論的・実証的研究の金字塔! 学問より政治優先の欧米日本研究者たちのお粗末な実態も明らかになった。(青山学院大学教授 福井義高)

命をかけて学問の自由を守り抜く不屈の学者魂!!!!!

始まりは全て吉田清治の作り話と朝日新聞の垂れ流し
経済学の「ゲーム理論」で分析した年季奉公契約の合理性
娼婦も慰安婦もその時代をたくましく生きていた
韓国と米国左派の根拠なき日本非難に終止符を打つ
嘘と知りながら世界に言い続けるのはいい加減にしなさい

論には論で反駁せよ!!!!!

日本軍が慰安婦を強制連行したという「コンセンサス」を日本専門家に押し付けることができるのは、西欧においてだけである。銃剣を突き付けて強制連行したというおとぎ話は吉田清治の回想録の嘘八百で始まった。韓国がそれを輸入し、枝葉を付けて、壮大な物語に仕立て上げた。しかし、日本人はさすがに詐術は詐術だと見破っている。吉田の回想録が嘘だらけで、朝日新聞の記事が砂上の楼閣だったことは、今では誰もが知っている。考えてみれば、この捏造報道は、吉田清治が泥を捏ね、それを、慰安婦の老人ホームが固い日干し煉瓦に変えてしまったのだ。これが「コンセンサス」の正体だ。(本文より)

書評 金柄憲著『赤い水曜日-慰安婦運動30年の嘘』(文藝春秋 2022年)
評者 国際歴史論戦研究所所長 山本優美子

日韓協力、慰安婦問題解決への重要な一冊

著者の金柄憲氏は研究だけでなく信念と行動の人だ。「日本軍慰安婦 3大詐欺 強制動員説! 性奴隷説!
戦争犯罪説!」と書いたプラカードを掲げて「世界中あちこちに慰安婦像を立てて何がえらいんですか!?」と正義連(旧挺対協)水曜デモの目の前で慰安婦像撤去を求める街頭活動を続けてきた。

2019年から始まった金氏の活動はソウルに留まらず、慰安婦像が設置されている韓国各地でこれまで百数十回の街頭活動を行っている。更には独ベルリン、名古屋、東京にも遠征し、像設置を計画している米フィラデルフィアへの抗議書簡、国連の委員会にも意見書を送った。身の危険を顧みずにこれだけの活動を継続しているのには頭が下がる。

2021年1月にソウルで開催された韓国保守大演説会で、金氏は演説をこのように締めくくっている。
「30年間一貫して嘘をつき続けた正義連がこの地から消える日には、この地に正義が正しく立つであろうし、破綻寸前にまで至った韓日関係が回復し、ひいては韓日関係は鉄壁のように強固になることを確信します。
その日のために私たち皆で力を合わせましょう。 大韓民国の未来は私たち皆の手にかかっています。」

そもそも慰安婦問題に火を着け、韓国や国際社会に広めたのは一部の日本人だ。そういった日本人は今でも国内外で「慰安婦=性奴隷」話を煽り続けている。

日韓関係が拗れる原因の一つとなった慰安婦問題。両国の次の世代の為にも私たちの世代が日韓で力を合わせて終わらせなくてはならない。

金氏が纏めた研究・調査・証拠資料と闘いの記録の「赤い水曜日」は、この問題解決に向けて日韓両方にとっての重要な一冊である。

金柄憲氏のこれまでの活動の写真、動画、声明文など、私の管理する「なでしこアクション」のウェブサイトに掲載しています。是非ご覧ください。
http://nadesiko-action.org/?cat=33

書評 金柄憲著『赤い水曜日-慰安婦運動30年の嘘』(文藝春秋 2022年)
評者 国際歴史論戦研究所上席研究員 矢野義昭
掲載 Amazonレビュー

一日本人として納得できない腹立たしい日韓の懸案事項として、吉田清治という男の虚言と朝日新聞の誤報が重なり、国際問題にまで拡大してしまった、いわゆる「従軍慰安婦」問題がある。

もともと、「従軍慰安婦」という制度そのものが存在しなかった。居たのは、当時合法であった公娼制度に基づき、軍を相手に売春行為をしていた売春婦と彼女たちの抱え主の売春宿主たちである。売春婦の約半数は日本人であったが、元日本人売春婦で日本政府に対し賠償請求をし、あるいは旧軍による強制的連行を訴えた者は皆無である。

これがなぜ日韓間の重大事案にまでなったかと言えば、韓国内で反日活動を展開してきた旧挺対協、現在の正義連などの、主体思想派とも呼ばれる極左勢力の存在がある。彼らの主張は、日本側の虚言を誇張しさらに虚言を重ねた政治宣伝であることは、日本側の研究者により既に明らかになっている。

本書の特色は、そのような日本の先人に対する不当な誹謗中傷、名誉棄損に対する日本人の無念の思いを、韓国内の良心的学者の一人である国史教科書研究所の金柄憲所長が、代弁している点にある。

金柄憲氏は、本書を通じ、韓国内の極左勢力の主張が、公的証拠も物的証拠もなく、文献すら都合よく歪曲利用し、当時の実情を無視した、歴史学的検証に堪えないものであることを、当時の確実な証拠やデータに基づく論理的分析により、疑問の余地もなく実証している。

その批判の対象は、左派の主張の根拠となっている、自称「元慰安婦」たちの証言、司法府の判決文、クマラスワミ報告書、韓国教科書の記述、保坂祐二の金氏を名誉棄損で訴えた訴訟での主張など、広範多岐にわたっており、極左派の論拠のほぼすべてを網羅していると言ってよい。極左派の論拠は完膚無きまでに論破されている。

その点で、日本人として痛快と言えば痛快な書であるが、それだけに終始するならば、金氏に対して非礼であろう。金氏の思いは、このような極左勢力の虚偽の主張が、韓国ソウル中央地方裁判所の判決文の根拠とされ、歴史的事実として教科書に堂々と載せられていることへの深い憂慮にある。

金氏は文中で、「裁判官がデタラメな判決文を書き、教科書執筆者たちは誤った歴史を教科書に載せ、子供たちに間違った歴史を教えている。実に恥ずかしい。」と慨嘆している。

こんなことでは、「世界の中の韓国は「ウソつきの国」との烙印を押され、絶体絶命の危機に瀕する」ことになるとの、真の愛国者としての思いが行間から伝わってくる。

金氏は、単なる文筆家や研究者ではない。行動の人でもあり、慰安婦法廃止国民行動代表を務めている。1992年1月8日から、ソウル市内の日本大使館前で日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜集会が毎週開かれてきた。

さらに2011年12月14日、水曜集会の千回目の日を記念して、日本大使館前の広場に「平和の少女像」という名の慰安婦像が設置された。このようにして、本書の書名となっている、「赤い水曜日」と呼ばれる、毎水曜日に慰安婦像前で開かれる極左勢力の「慰安婦」強制連行を非難する集会が慣例化されていった。

しかし、金柄憲氏は勇気ある行動に出た。この集会に対抗して二〇二一年七月十四日の千五百回目の水曜集会の当日、たった一人で反対デモを敢行したのである。その勇気と行動力には敬意を表さざるを得ない。金氏こそ、韓国人の気概と誇りを体現した、真の知識人というべきであろう。

今では、「赤い水曜日」の集会でも、金氏に賛同する人々が多数を占めるようになり、極左勢力は少数派に転落、かつての勢いを失っている。金氏とその理解者、支援者の根気強い、正義の声がようやく正当に評価される時代が来たと言えよう。

北東アジア情勢は、台湾海峡を巡る米中対立の激化、北朝鮮の相次ぐミサイル発射など、緊迫の度を加えている。今後ますます日韓、日米韓の緊密な連携が安全保障はじめ各分野で重要になっていくことは間違いがない。

そのような時代に先駆ける日韓の相互理解と信頼関係構築に向けた学術的金字塔として、本書を日韓の読者に薦めたい。

国際歴史論戦研究所上席研究員
矢野 義昭

国際歴史論戦研究所の矢野義昭 上席研究員が令和3年(2021年)9月に勉誠出版から出版した書籍「核抑止の理論と歴史ー核の傘の信頼性を焦点に」をご紹介します。


令和3年(2021年)10月
上席研究員 矢野義昭

この度『核抑止の理論と歴史ー核の傘の信頼性を焦点に』(勉誠出版)を出版致しました。

核時代の今日、核保有なしには大国足りえない、それを熟知していた各国は核保有をめぐり熾烈な戦いを繰り広げてきました。その理論と歴史を知ることなく国際社会の動きの真相は理解できません。

日本を取り巻く安全保障環境は大きく変化し、核抑止を米国の核の傘に全面依存する時代は終わりつつあります。もはや核問題をタブー視することは許されません。日本の将来の安全と独立維持のため、日本の核保有を真剣に検討すべきときです。

本書は世界の核保有国の核保有の歴史及びその背景にある国際政治環境と理論について、総合的に分析検討を加え、日本の採るべき核戦略、核装備について論じた研究書です。

約780頁の大部ですが、是非とも大学や研究室にお備え頂き、広くご活用賜りますようお願い申し上げます。

書籍チラシ・注文書 PDFはこちらから

国際歴史論戦研究所(iRICH)としての活動

■2021年4月24日 シンポジウム動画

         ラムザイヤー教授メッセージビデオ

         Message from Prof. Ramseyer

■2021年6月3日 記者会見

記者会見動画
公開質問状  回答(日本学術会議からの回答はなし)

記者会見を受けての報道

■2021年7月9日 記者会見

記者会見動画
公開質問状 回答(日本学術会議からの回答はなし)

■2021年8月16日 記者会見

記者会見動画(冒頭音切れあり)
公開意見書


ラムザイヤー教授に関する情報

ラムザイヤー教授プロフィール

■ラムザイヤー教授論文

2020年論文  太平洋戦争における性サービスの契約
       Contracting for sex in the Pacific War

日本語版  英語版

過去の参考論文

1.芸娼妓契約 -性産業における「信じられるコミットメント」(1991年)
   Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry

日本語版  英語版

2.慰安婦たちと教授たち(2019年)
  Comfort Women and Professors

日本語版  英語版

国際歴史論戦研究所(iRiCH)山下所長および松木上席研究員が、アパ「真の近現代史懸賞論文」にて受賞しました。論文は以下のリンクからご覧ください。

山下英次 「日本の海外統治と欧州の植民地

松木國俊 「李承晩ラインの悲劇