演題:国と自然を守ると言うこと
講師:葛城奈海 防人と歩む会会長
日時:令和5年10月26日(木) 17:30開場、18:00開始 20:00頃終了
場所:文京区民センター 2A会議室
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分
丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
※オンライン参加については、こちらのリンクをご参照ください。
演題:国と自然を守ると言うこと
講師:葛城奈海 防人と歩む会会長
日時:令和5年10月26日(木) 17:30開場、18:00開始 20:00頃終了
場所:文京区民センター 2A会議室
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分
丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
※オンライン参加については、こちらのリンクをご参照ください。
9月5日に、韓国と日本の真実を追究する勢力がソウルにて、合同シンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは、日韓の国旗が掲げられ、両国の国歌が斉唱され、このようなことは近年あり得なかったとのことです。
発表は、慰安婦問題の真実を伝えるために活動している研究者らがそれぞれの専門性に立って発表を行い、日本発の「慰安婦=性奴隷」、日本と韓国の教科書の問題や、国連の問題などが議論されました。
<シンポジウム動画>(2つの動画は同じシンポジウムです)
動画は、それぞれの日本語、韓国語混じりで話をされていますので、実際の講演内容は以下の資料をご参照ください。
<資料>
当日配布されたプログラム・冊子(日本語、韓国語並記)
また、翌9月6日には慰安婦像そばで街頭活動を行いました。同日は水曜日で正義連側もデモを行っていました。あちら側は40名程度に対して、我々はその数倍の参加人数を数え、2019年に韓国の人々が真実を伝えるデモを始めた当時と比べると規模が逆転し、活発に慰安婦詐欺を明らかにし、日韓の研究者らの連帯が表明されました。
慰安婦問題のウソと戦う日韓真実勢力共同声明(街頭行動発表)
<動画>
<参考>正義連側の水曜デモ
街頭行動の後は、南山公園に設置されていた慰安婦「記憶の碑」が撤去されたことを受け、その現場を視察しました。
<撤去前>2023.8
<撤去後>2023.9.6
<動画>
最後に、本シンポジウム、街頭行動にあたり、研究所からのメンバー派遣のため、多くの方に多大なご協力を賜りました。篤く御礼申し上げます。
<報道>
産経 2023/9/9
ソウルからヨボセヨ 慰安婦問題の様変わり 黒田 勝弘
https://www.sankei.com/article/20230909-NJ2HJPP6GFM4HB7KV3AVDHR5CA/
Newsweek日本版 2023/9/15
慰安婦問題を巡る日韓の対話──ソウルで歴史的なシンポジウムが開催された
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/post-102645.php
<参加報告>
西岡力 国家基本問題研究所 『韓国で慰安婦強制連行否定のシンポ開催』
<韓国側登壇者>
李栄薫(イ・ヨンフン)先生
ソウル大において韓国経済史研究で白紙学位を受ける。韓神第、成均館大を経てソウル大経済学部教授に就任。定年退職後は、李承晩学堂の校長として活動している。『朝鮮後期社会経済史』(ハンギル社、1988年刊)、『数量経済史で捉え直す朝鮮後期』(共著、ソウル大学校出版部、2004年刊)、『大韓国民の物語』(キバラン、2007年刊、邦訳は文藝春秋)、『韓国経済史』Ⅰ・Ⅱ(一潮閤、2016年刊)、『反日種族主義』(編著、未来社、2019年刊、邦訳は文藝春秋)、『反日種族主義との闘争』(編著、未来社、2020年、邦訳は文藝春秋)
柳錫春(リュウ・ソクチュン)教授
1955年生まれ、慶尚北道安東出身。延世大学社会学部卒業。米国イリノイ大学社会学博士修了。1987年から2020年まで延世大学教授。2019年延世大学での講義中、「慰安婦は売春の一種だ」発言で訴えられ刑事訴訟1審中。
李宇衍(イ・ウヨン)博士
成均館大学で李氏朝鮮後期依頼の山林とその所有権の変遷に関する研究で博士学位を受ける。米ハーバード大学訪問研究員、九州大学客員教授、落星台経済研究所研究員を歴任。全羅南道光州生まれ。
著書に『ソウルの中心で真実を叫ぶ』(日本語翻訳版、扶桑社2020年)、共著に李栄薫編『反日種族主義』(日本語翻訳版、文藝春秋2019年)、李栄薫編『反日種族主義との闘争』(日本語翻訳版、文藝春秋2020年)など。
金柄憲(キム・ビョンホン)所長
成均館大学校漢文学科の修士および博士を修了。韓国の歴史学者、大学講師。韓国国史教科書研究所所長、慰安婦法廃止国民運動代表、国史問題研究所理事を務めている。2019年度から、在大韓民国日本国大使館前の少女像撤去を求める集会を開いており、2022年1月には経済学者である李宇衍氏などと慰安婦詐欺清算連帯を結成。近著の「赤い水曜日、30年間の慰安婦歪曲」の日本語版は文藝春秋より発売中。
<日本側登壇者>
西岡力(麗澤大学客員教授、歴史認識問題研究会会長)
専攻 韓国・北朝鮮地域研究
現職 モラロジー道徳教育財団道徳科学研究所教授・歴史研究室長、麗澤大学教授
「救う会」全国協議会会長
歴史認識問題研究会会長
韓国・延世大学留学、筑波大学大学院地域研究科修了、外務省在韓国専門職員、「現代コリア」編集長、東京基督教大学教授などを経て現職。第30回「正論大賞」受賞。
著書に『よくわかる慰安婦問題』※、『でっちあげの徴用工問題』※、編著『朝鮮人戦時労働の実態』、『日韓「歴史認識問題」4年』、『わが体験的コリア論』など多数。(※は韓国語訳も出版)
杉原誠四郎(国際歴史論戦研究所会長)
昭和16年(1941年)、広島県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。城西大学教授、武蔵野大学教授を務めた。
主著に『教育基本法 その制定過程と解釈・増補版』(文化書房博文社)、『法学の基礎理論 その法治主義構造』(協同出版)、『教育基本法の成立-「人格の完成」をめぐって- 新訂版』(文化書房博文社)、『日本の神道・仏教と政教分離-そして宗教教育 増補版』(文化書房博文社)、『日米開戦以降の日本外交の研究』(亜紀書房 韓国語版・中国語版・英語版も出版)、『杉原千畝と日本の外務省 杉原千畝はなぜ外務省を追われたか』(大正出版 英語版も出版)、『保守の使命』(自由社)など。
松木國俊(国際歴史論戦研究所上席研究員)
昭和25年熊本県生まれ。昭和48年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同年豊田通商株式会社入社。昭和55年より59年まで豊田通商ソウル事務所勤務。平成12年同社早期退社。平成16年松木商事株式会社設立、代表取締役就任。現在、朝鮮近現代史研究所所長。「慰安婦の真実国民運動」初代幹事長(現常任幹事)。新しい歴史教科書をつくる会三多摩副支部長、国際歴史論戦研究所上席研究員。著書に『ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!』『恩を仇で返す国・韓国』(いずれもワック)『本当は素晴らしかった韓国の歴史』『軍艦島・韓国に傷つけられた世界遺産』(いずれもハート出版)他。監修に百田尚樹著『今こそ韓国に謝ろう』(日本語版及び韓国語版)など。
山本優美子(なでしこアクション代表・国際歴史論戦研究所所長)
上智大学外国語学部比較文化学科卒業。
なでしこアクション代表。慰安婦の真実国民運動幹事長、国際歴史論戦研究所所長。
書籍に『女性が守る日本の誇り-「慰安婦問題」の真実を訴えるなでしこ活動録』(青林堂、2014年)、『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘―ジュネーブ国連派遣団報告』(共著、自由社、2016年)『女性だからこそ解決できる慰安婦問題』(共著、自由社、2018年)。
9月5日(火)韓国ソウルにて「慰安婦問題をめぐる韓日合同シンポジウム」が開催されます。
日本軍慰安婦は強制連行された性奴隷ではないという立場の日韓の研究者が集まり、韓国で開催する史上初のシンポジウムです。韓日の学校教科書の慰安婦記述など、慰安婦問題に関する発表が韓日双方から行われます。(第一回シンポジウムは2022年11月東京にて開催)
シンポジウム翌日9月6日(水)は、ソウルの慰安婦像前で毎週行われている正義連(旧:挺対協)の水曜デモの近くで「慰安婦の真実」を訴える韓国の市民団体の街頭活動に日本から応援参加します。
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慰安婦問題をめぐる韓日合同シンポジウム
~ 韓日教科書の慰安婦記述の実態と対策~
【日時】2023年9月5日(火)14時~18時
【場所】コリア・プレスセンター 19F 記者会見場(ソウル市内)
【登壇者】予定
司会 – 吉田賢司(ジャーナリスト)
祝辞 ・激励の辞 – 李栄薫(李承晩学堂校長)他
<韓国側:演題>
朱玉順(お母さん部隊代表) :経過報告
柳錫春(元延世大学教授) :慰安婦問題の司法化:歴史論争から法廷闘争へ
李宇衍(落星台経済研究所研究委員) :朝鮮人慰安婦、どこから来たのか?
金柄憲(国史教科書研究所所長) :韓国小中高教科書の慰安婦記述の実態と対策
<日本側:演題>
杉原誠四郎(国際歴史論戦研究所会長): 挨拶
西岡力(麗澤大学特任教授):日本から始まった慰安婦問題
松木國俊(国際歴史論戦研究所上席研究員): 慰安婦の実態と日本の学校教科書の問題点
山本優美子(なでしこアクション代表): 『慰安婦=性奴隷』に利用される国連・ILO・ユネスコ
韓国市民団体街頭活動に応援参加
【日時】2023年9月6日(水)昼 正午前後
【場所】ソウル 慰安婦像そば
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韓日シンポジウム 派遣資金 ご寄付のお願い
国際歴史論戦研究所からシンポジウムに登壇する杉原誠四郎・松木國俊・山本優美子の三名の派遣費へのご支援をお願いしております。
こちらからご寄付いただけます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆ 国際歴史論戦研究所へ寄付する:クレジットカード/銀行振込(バーチャル口座)
https://irich.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2846679&csid=0
◆ クラウドファンディングで寄付する
準備中
今月27日、当研究所主催のセミナーにて講師を務めていただきます渥美育子先生のオンライン3時間要点セミナーが7月19日、20日、21日に開催されます。
第1回開催 7/19(水)13時~16時
第2回開催 7/20(木)13時~16時
第3回開催 7/21(金)13時~16時
詳細は、株式会社グローバル教育のWebサイトをご覧ください。
また、当研究所主催のセミナーはこちらをご覧ください。
演題:渥美育子のシン・グローバル教育~日本の国力回復のカギ、グローバル教育を実践しよう!~
講師:渥美育子 (株)グローバル教育 代表取締役
日時:令和5年7月27日(木) 17:30開場、18:00開始 20:00頃終了
場所:文京区民センター 2A会議室
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分
丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
講師略歴:
グローバル教育の創始者。1980年代という早い時期に、米国ボストン郊外のハイテック地帯で21世紀型研修会社を起業。オランダの学者ホフステード博士、フォンス・トロンぺナールス教授たちと同時代に互いに知らず、グローバル教育を開始した。タイム誌で紹介され、DuPont, IBM, UTC, Hondaなど世界トップクラスの企業を顧客とする。9.11同時多発テロをきっかけに世界の子どもにグローバル教育を提供する必要があると痛感。2007年帰国後、大企業、学校を通して日本のグローバル化を促進するため尽力している。
著作に「世界で戦える人材の条件」(PHP), 「文化の世界地図」(世界地図社)など。フォーブスのインタビュー記事で、SDGsなどの先駆者と評価された。
一般社団法人 グローバル教育研究所 (https://www.globaleducationjp.com/)
参加費:2000円(事前申し込み不要)
主催:国際歴史論戦研究所 i-rich.org
Mail info@i-rich.org Tel 03-6912-0047
演題:「縄文道・武士道-歴史的連続性への道標-世界へ羽ばたいた縄文人-」
講師:加藤春一先生(一般社団法人 縄文道研究所 代表理事)
日時:令和5年3月23日(木) 17:30開場、18:00開始 20:00終了
場所:文京区民センター 2A会議室
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分
丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
講師略歴:
[所属]日米協会、日本ベルギー協会、日本イスラエル商工会議所、国際縄文学学会
[略歴]1944年 満州大連にて日本の陶祖 加藤藤四郎景正の末裔(23代)として誕生/1968年 上智大学経済学部卒業後
大手商社・日商岩井にて資源ビジネスに30年間従事。西豪州代表、ベルギー・ブリュッセル製鉄原料部門欧州代表、約18年間海外生活、幼少から今まで5大陸56ヵ国訪問/1998年~2016年
東京エグゼクテイブサーチ勤務(日本のパイオニアーサーチファーム)、8年間社長、世界のサーチファーム ITPグループ日本代表/2016年
一般社団法人縄文道研究所創設 代表理事就任/2018年1月12日 特許庁から「縄文道」商標登録認可される。
・大學関連:明治大學公開講座 講師(2015年~現在)、元上智大学非常勤講師、
元兵庫県立大学大学院客員教授
[受賞歴] 青淵 渋沢栄一翁 顕彰会 論語と算盤大賞
[著書] 『世界一美しいまち オーストラリア−パースへのいざない』 めいけい出版
国会図書館永久保存版
『能力Q セルフプロヂュース』 ビジネス社
『グロバーバル人財養成塾』 生産性出版
参加費:1000円(事前申し込み不要)
主催:国際歴史論戦研究所 i-rich.org
Mail info@i-rich.org Tel 03-6912-0047
【 講演会資料 PDF ダウンロード 】
● 演題 「アイヌは縄文人の末裔である――アイヌ問題を放置すると北海道は第二のウクライナになる――」
● 講師: 澤田健一先生(縄文アイヌ研究会 主宰)
略歴: 昭和39年、札幌市生まれ。
同志社大学工学部卒業。既存の枠にとらわれず、歴史・考古学を独自に学ぶ。
著書: 『縄文人の日本史 縄文人からアイヌへ』 柏艪社、2019。
『夷の古代史 邪馬台国そしてアイヌ』 柏艪社、2020。
『古代文明と縄文人 世界に広がる日本の夷』 柏艪社、2022。
● 日時:令和5年1月26日(木)開場17:30 開始18:00 閉会20:00 (前半:講演 後半:質疑応答)
● 場所:文京区民センター 2A会議室 (東京都文京区本郷4-15-14)
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
● 参加費:1000円 (事前申し込み不要)
● 主催 問い合わせ
国際歴史論戦研究所(iRICH) i-rich.org/
Mail info@i-rich.org Tel 03-6912-0047
[日時] 2022年(令和4年)11月17日(木)午前11時
[場所] プレスセンタービル9階 大会議室 (東京都千代田区内幸町2丁目2-1)
[会見者] 金 柄憲 (キム・ビョンホン)
プロフィール:成均館大学校漢文学科の修士および博士を修了。韓国の歴史学者、大学講師。韓国国史教科書研究所所長、慰安婦法廃止国民運動代表、国史問題研究所理事を務めている。2019年度から、在大韓民国日本国大使館前の少女像撤去を求める集会を開いており、2022年1月には経済学者である李宇衍氏などと慰安婦詐欺清算連帯を結成。近著の「赤い水曜日、30年間の慰安婦歪曲」日本語訳は文藝春秋から発売中。
令和4年11月17日
金 柄憲
声明文
『赤い水曜日』発刊と韓国の慰安婦運動の実態と新たな展開の報告
こんにちは。私は韓国から来た国史教科書研究所所長であり『赤い水曜日、30年間の慰安婦嘘』の著者、金 柄憲(キム·ビョンホン)です。 今日私がこの場で皆さんに私の心血を注いだこの本を紹介できることにこの上ない栄光を感じております。
本書は2021年8月、韓国で発刊された『赤い水曜日』の日本語版で太平洋戦争時の朝鮮の時代背景と挺身隊問題対策協議会が発行した慰安婦証言集とを分析し、挺対協(現「正義記憶連帯」)を中心に展開されてきた慰安婦問題が如何に倭曲·捏造されてきたかを追跡し整理した本です。
ご覧のとおりこの本は380ページにもなります。 実際は、韓日間の慰安婦問題の実状を理解するのにこんなにも多くの分量は必要ではありません。 「慰安婦は所定の代価を受け取って性的サービスを提供した性労働者であり、当時慰安婦たちは大部分貧困の故に親によって売られたり、家族の生計のために苦労の道を選ばざるをえなかった、という歴史的事実を認めればそれで済むことなのです。 にもかかわらず、こんなにも分量が多い理由は、正義記憶連帯をはじめ慰安婦運動市民団体が30年間行ってきた嘘をひとつひとつ明白にしなければならなかったからです。
慰安婦問題は、日本の吉田清二という人物の虚偽証言から始まり、韓国の正義記憶連帯がこれを拡大再生産し、国連をはじめとする国際社会が公信力を付与した国際詐欺事件です。 もし、これらの人物と団体、そして国際機関が慰安婦問題についてただ真実だけを発信してきたのなら、この本は世の中に出る必要はなかったはずです。
この本は、偽の慰安婦 李 容洙 (イ·ヨンス)の嘘を追跡することから始まります。 現在慰安婦運動の代表走者である李氏は1990年代初期証言で「ある男がくれた赤いワンピースと革靴に魅せられて、気軽について行った」と話しています。 そして「大邱から私たちを台湾まで連れて行った男が慰安所の主人だった。 私たちは彼をオヤジと呼んだ」と言いました。 ところがある時から、「寝ていたところ日本軍に連れて行かれた」、「神風特攻隊に連れて行かれて電気拷問を受けた」という風に完全に変わります。 問題は、初期証言にはなかった李氏の証言に日本軍が登場したことによって、貧困故の問題が日本軍の戦争犯罪に変質したという事です。
初期の李 容洙氏の証言どおりならば、李氏は日本軍慰安婦ではないうえに「慰安婦被害者法」で定義された「日本軍慰安婦被害者」にもなれません。 なぜなら「慰安婦被害者法」で定義された「日本軍慰安婦被害者」の前提条件が「日本軍による強制動員」なのですが、李 氏は日本軍によって動員されてはいないからです。 これは友人らと金を稼ぐために自ら鴨緑江を渡って中国に行ったと証言した吉 元玉(キル·ウォノク)氏も同様です。
この2人の女性に関して、私たちの団体では2021年2月に、「彼女らが果たして日本軍によって強制動員された被害者であるかどうか」を調査してほしいという趣旨の監査を請求したことがあります。しかし結果は棄却でした。 監査院では「李 容洙氏と吉 元玉氏が日本軍に強制動員されたのは事実」とし、その根拠として監査院は1993年の河野談話と2021年の1月8日付の慰安婦損害賠償判決文を提示したのです。 しかし、河野談話は日本軍の慰安婦強制動員を認めてなく、またこの二人の名前さえ言及しませんでした。
また、監査院は別の証拠としての2021年1月8日慰安婦損害賠償請求訴訟判決文に慰安婦動員と関連して日本軍が①女性を暴行、脅迫、拉致して強制動員する方法、②地域の有志、公務員、学校などを通じて募集する方法、③「就職させてあげる、たくさんお金が稼げる」と欺いて募集する方法、④募集業者に委託する方法、⑤ 勤労挺身隊、供出制度を通じた動員方法などを利用したとしましたが、これらすべては歴史的事実ではありません。
特に、判決文には「慰安婦が逃走する場合、日本軍が直接追撃して逃走した「慰安婦」を再び慰安所に連れてきて射殺したりしたとありますが、これもやはり証拠のない嘘です。 監査院だけでなく司法府までが嘘をついたのです。
次に大きく取り上げたのは、韓国の小中高の学校の教科書に記載されている慰安婦問題です。歪曲捏造された慰安婦に関する情報が学校の教科書を通じて毒キノコのように広がっているからです。 これは日本も同じことでしょう。 韓国の小学校から高校に至るすべての生徒が教科書を通じて今も尚、歪曲·捏造された慰安婦の話を学んでおり、5~7年周期で教科書が改編されるたびにその分量もさらにもっと増えているのが実情です。
このように教科書に収録された慰安婦記述は、次の2つの点で大きな問題を抱えています。一つは学生たちに真実の歴史ではなく偽りの歴史を教えるという点です。 教科書に収録されている慰安婦に関する記述はすべて嘘です。 もう一つは、まだ肉体的·精神的に未成熟な幼い生徒たちに成人の領域である売春婦関連テーマを教えるという点です。 これは、子供たちに対する情緒的虐待であり、人権侵害です。
これまで私が申し上げたことについて多少疑問に感じる方もいるかと思います。 しかし、私は歴史研究者として、慰安婦問題が最初から最後まで嘘であることを知った以上、黙っているわけにはいきませんでした。 また、歪曲された情報をもとに制作された少女慰安婦像が、国内だけでなく外国にまで建てられている現実を傍観することはできません。
慰安婦問題に対するこの果てしない嘘は、韓国と日本に限ったことではありません。西欧の有名学者たちでさえ慰安婦の実体をまともに知ることもできず「戦時性暴力被害者」と躊躇なく言います。 しかし、残念ながらこのような主張をする学者のほとんどは当時の朝鮮社会に対する理解が不足しているうえに慰安婦たちが残した証言集さえも読んでいない人たちです。
慰安婦問題についての嘘は、今や国連という国際機関や有名学者の主張に支えられ、世界的な嘘に飛び火しました。 しかし、30年間続いてきた慰安婦問題は、正義記憶連帯が慰安婦経歴のあるかわいそうな老人たちを前面に出して国民を欺き、世界の人々を欺いた国際詐欺だという事実は明らかです。 『赤い水曜日』は、これらの慰安婦詐欺を終わらせるために発行されました。
韓国語版に続く日本語版発刊をきっかけに30年間騙されてきた韓国と日本の多くの国民が慰安婦問題に対する正しい認識を持つようになることを心から願ってます。
私たちが慰安婦問題に対する歪曲と捏造を取り除き真実に向き合う時こそ、韓国と日本は葛藤と対立から抜け出し、和解と協力の未来に進むことができると確信しています。
ありがとうございました。
以上
記者会見『赤い水曜日』発刊と韓国の慰安婦運動の実態と新たな展開の報告
日韓情報(ゆんばん)赤い水曜日記者会見プレスセンターから
令和4年11月16日開催「 慰安婦問題を巡る 日韓合同シンポジウム 」は盛会に終えることができました。(主催:国際歴史論戦研究所)
以下に関連資料を掲載します。
◆ 配布資料
https://i-rich.org/wp-content/uploads/2022/11/2022.11.16_Symposium.pdf
◆ プログラム
https://i-rich.org/wp-content/uploads/2022/11/2022.11.16_program.pdf
◆ シンポジウムで上映した動画
柳 錫春(延世大学元教授) ビデオ出演
「自由民主主義を守る日本国民に捧げるメッセージ」
J・マーク・ラムザイヤー(ハーバード大学ロースクール三菱日本法研究教授)
ビデオメッセージ
◆ シンポジウム動画
【生放送】慰安婦問題を巡る日韓シンポジウム 主催: iRICH 国際歴史論戦研究所
日韓情報(ゆんばん)慰安婦問題シンポジウム会場ライブ配信
◆ シンポジウム写真
◆ 報道
産経 2022/11/17
「真実が理解されれば『良心的日本人』は立つ瀬なくなる」慰安婦像の撤去求める韓国人研究者
https://www.sankei.com/article/20221117-3JQH3COHOFNYNEKERCZW5OH5AE/
JAPAN Forward November 14, 2022
日韓関係を悪化させる韓国の「歴史歪曲問題」By Kenji Yoshida
https://japan-forward.com/japanese/114935/
INTERVIEW | Kim Byungheon on How History Distortion is Wrecking Japan-South Korea Relations
https://japan-forward.com/kim-byungheon-on-how-history-distortion-is-wrecking-japan-south-korea-relations/
「 慰安婦問題を巡る 日韓合同シンポジウム 」
【日時】
令和4年11月16日(水) 開場12時半 開会13時 閉会16時
【場所】
文京シビック スカイホール
( 東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター26階 )
【アクセス】
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅直結 / 都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅直結
【プログラム】
<第一部> 講演
「韓国の小中高教科書内の慰安婦記述に対する諸問題」
金柄憲(キム・ビョンホン)韓国国史教科書研究所所長
「「少女像守り」 反日行動の正体」
朴舜証(パク・スンジョン)ジャーナリスト
「自由民主主義を守る日本国民に捧げるメッセージ」ビデオ出演
柳錫春(リュウ・ソクチュン)延世大学元教授
<第二部> パネル ディスカッション
「慰安婦問題の解決を目指す日韓連携のあり方」
パネリスト: 金柄憲、朴舜鍾、大高未貴、茂木弘道
コーディネーター: 松木 國俊
【参加費】 1,000円
【主催 問合せ】 一般社団法人 国際歴史論戦研究所 i-rich.org
Mail: info@i-rich.org
Tel: 03-6912-0047
Fax:03-6912-0048
登壇者プロフィール
◆ 金 柄憲(キム・ビョンホン)
成均館大学校漢文学科の修士および博士を修了。韓国の歴史学者、大学講師。韓国国史教科書研究所所長、慰安婦法廃止国民運動代表、国史問題研究所理事を務めている。2019年度から、在大韓民国日本国大使館前の少女像撤去を求める集会を開いており、2022年1月には経済学者である李宇衍氏などと慰安婦詐欺清算連帯を結成。近著の「赤い水曜日、30年間の慰安婦歪曲」の日本語版は文藝春秋より発売中。
◆ 朴 舜鍾(パク・スンジョン)
1989年韓国忠清北道生まれ。2016年韓国外国語大学日本語科卒業(文学士・経済学士)後、サラリーマンとして社会生活を始めた。2019年11月から2022年 6月まで「ペンアンドマイク」外交・政治・国際チーム。現在はフリーのジャーナリストとして活躍中。月刊正論2022年4月号に「韓国の歴史教科書を信用しない理由」を寄稿。
◆ 柳 錫春(リュウ・ソクチュン)
1955年生まれ、慶尚北道 安東出身。延世大学社会学部卒業。米国イリノイ大学社会学博士修了。1987年から2020年まで延世大学教授。2019年延世大学での講義中、「慰安婦は売春の一種だ」発言で訴えられ刑事訴訟1審中。
◆ 大高 未貴
フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問。チベットのダライラマ14世、台湾の李登輝元総統、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル女史、パレスチナガザ地区ではPLOの故アラファト議長、サウジアラビアのスルタン・ビン・サルマン王子などにインタビューする。またアフガン問題ではタリバン全盛の98年にカブール単独潜入し、西側諸国ではじめてアフガン崩壊の予兆を報道。『日本をウクライナにさせない 中露の静かなる侵略に気付かない日本』WAC出版 『習近平のジェノサイド 捏造メディアが報じない真実』WAC出版『『日本を貶める「反日謝罪男と捏造メディア」の正体』WAC出版 など著書多数。TV DHCニュース虎の門 産経ワールドビューなどレギュラー出演。
◆ 茂木 弘道
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、富士電機、国際羊毛事務局を経て、90年に世界出版を設立。「史実を世界に発信する会」会長。「近代史検証会」代表。著書・共著に『大東亜戦争 日本は「勝利の方程式」を持っていた!』(ハート出版)、『日米戦争を起こしたのは誰か』(勉誠出版)など。国際歴史論戦研究所上席研究員。
◆ 松木 國俊
1950年熊本県生まれ。1973年慶応義塾大学法学部卒業。1980年~84年豊田通商ソウル事務所勤務。現在、朝鮮近現代史研究所所長。新しい歴史教科書をつくる会副会長、国際歴史論戦研究所上席研究員。著書に『ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!』(WAC出版)ほか多数。監修に百田尚樹著『今こそ韓国に謝ろう』(日本語版及び韓国語版)など。国際歴史論戦研究所上席研究員。