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金柄憲『全世界を騙した国際詐欺劇をいかに解決すべきか?』

著者:金柄憲(国史教科書研究所)

和訳:宮本富士子
英訳:史実を世界に発信する会

解題

本論文の筆者である金柄憲(Kim byungheon)氏は、成均館大学(Sungkyunkwan University)漢文学科博士課程を修了した韓国史の専門家であり、現在は国史教科書研究所の所長として、韓国教科書の問題に取り組んでいる。

彼は元慰安婦と称する人々とその支持団体が主張する「日本政府による朝鮮人女性強制連行説」があまりにも事実を歪曲していることに義憤を覚え、2019年12月に在韓国日本大使館前で、元慰安婦をめぐるさまざまな「嘘」を告発する記者会見を行った。

以来、正義連(The Korean Council for Justice and Remembrance)(旧挺身隊問題対策協議会(The Korean Council for the Women Drafted for Military Sexual Slavery))が日本大使館敷地前で開く「慰安婦を称える水曜デモ」に対抗して、同じ場所で「反慰安婦団体デモ」を敢行し、慰安婦問題の虚構を訴え続けている。その活動範囲は韓国内に止まらず、昨年6月末には仲間と共にドイツのベルリンまで飛び、区内に慰安婦像設置を許可したミッテ区議会に抗議し、設置された慰安婦像の前で集会を開いて「慰安婦問題の嘘」をベルリン市民に訴えた。

さらに当国際歴史論戦研究所(iRICH)をはじめ、日本側の「慰安婦問題」の真実を追求する団体との協力も進んでおり、昨年8月に名古屋で開催された「表現の不自由展・その後」に対しては「なでしこアクション」と共に名古屋に駆けつけ断固とした抗議を行った。

また、同年11月にはIrichが東京で主催した、慰安婦問題の嘘を糺すための「日韓共同シンポジウム」に参加、韓国教科書に書かれた「嘘」を糾弾した。

同シンポジウムは本年9月にソウルで第二回目が開かれ、元延世大学(Yonsei University)教授の池錫春(Ji Seokchoon)氏や落星台経済研究所 (Naksungdae Institute of Economic Research)の李宇衍(Lee Wooyeon)氏らと共に韓国側代表として登壇し、慰安婦を巡る韓国小中学校の教科書の歪曲・捏造の実態を具体的に示し、これらを徹底的に批判している。

本論文は金柄憲氏が自己の主張するところを簡潔にまとめたものである。慰安婦問題の重要ポイントが網羅されており、元慰安婦や左翼市民団体の主張が、極めて論理的かつ緻密な分析によって完全に論破されている。 なお、本論考の英文、和文は「史実を世界に発信する会」からすでに公表されているので、ここではリンクを張っていることをご了解頂きたい。

本文(史実を世界に発信する会Webサイトより) 日本語 英語